IGS |
選挙用のソフトの購入に際して他のソフトと比較されましたか? |
H |
そうですね。M大作戦のデモを送ってもらったぐらいです。 |
IGS |
僕はM大作戦のシステムは見たことないし、実を言うと「参考にせーへんのか」って言われたのです。ホームページは見たのですが、設計の思想が違うので、なかなかよその機能を取り入れるのは難しい。それで、M大作戦と比較すると、向こうのはどうでしたか? |
H |
いやっあのぉ難しい、向こうは。なんかカードが立ちすぎて、逆に戻るに戻れないという感じ。だから見ただけで、デモを使ってみたという意味でもなく、どういう風な構造なのかという感じで。 |
H |
IGサポートは、一つの画面で全部の情報がある程度分かる。その画面の中からどこにでもじゃないけどある程度飛んでいける。それが良いんじゃないかなあと。 |
IGS |
プロは階層方式が好きなんだと思う。最初大手ベンダーにデモソフトを作ってもらうときに、僕はそれはアカンと言ったんです。カード型なんです。次々から次へ移っていくんです。
|
H |
編集ごとに全画面に戻れるというのは大事なところではないかな。だから新規入力中に前の画面に戻れるといいんだが。 |
IGS |
アンドウと言うのかな。新規データの入力中のその機能はないですね。マウスでカーソルを持っていかないといけないですね。一度考えてみますが。 |
H |
ダブりチェッカーでデータを開いたときに元のデータにスムーズに戻れればもっといんですが。 |
IGS |
新規データ入力中からダブりチェッカーを開くと、元の入力中のデータには戻れないですね。
でもVer.3で搭載している家族情報ウインドウを開けば、そこからデータを閲覧できるようになりました。 |
H |
機能はこれぐらいが機能的な使い方ができるんと違いますか?あんまり多すぎても使いにくい。 |
IGS |
IGサポートを選ばれた理由というのは? |
H |
やっぱり全画面を見れると言うこと。それとやっぱ軽さを感じた。 |
IGS |
ああそうですか。軽いですか? |
H |
簡単にデータ入力して、ダブりチェッカーがあがってきて。非常にシンプルだ。既存のダブりデータも簡単に取れますし。 |
IGS |
一時チェック機能はどうですか?ああ、まだあまり使いこなしていないですか? |
H |
ははは。そうですね。 |
IGS |
一時チェック機能は、たぶん使いこなしたら便利な機能ですよ。 |
H |
アスカさんの考え方に近づけば易しいんでしょうけど。 |
IGS |
データ入力の場所が分かりにくいというご意見を前にいただいたのですが、Ver.3ではデータ入力のところが赤になりますし、入力モードに応じて入会年次など関係する文字の色が変わりますので、分かりやすくなったと思いますよ。 |
IGS |
印刷機能はどれを一番使いますか? |
H |
今ははがきですね。今使ってるのは長3の定形封筒を使っている。 |
IGS |
他は、例えば、紹介人数一覧表とか紹介者別の入会者一覧とかは? |
H |
それは選挙期間中はよく使いました。ホントにとても便利ですね。この人の紹介でこの人がいますというのが。 |
IGS |
A名簿とかB名簿は使ってますか?
|
※ |
IGサポートの設計思想では、A名簿は紹介者や世話人、集会参加者など支援者の名簿なります。後援会入会者はA名簿には入りません。
B名簿は、後援会入会者を含む支持者名簿になります。 |
H |
使ってますね。会報を送るときにね。 |
IGS |
電話作戦リストはどうですか? |
H |
選挙中は電話作戦のリストも大事ですね。よく使いました。 |
IGS |
電話作戦リストは電話作戦のチェックで検索するだけで、簡単に呼び出せますからね。チェックも全自動で入りますからね。今度からは紹介者名も入って極めも細かくなります。 |
H |
やはり電話をかけられた人が自分の知っている人から紹介されたということで安心感プラス効果があるじゃないですか。 |
IGS |
選挙年管理というのは、他の選挙ソフトにないと思うんですが、これは分かりますか?入会年次とか紹介年次です。 |
※ |
IGサポートの選挙年管理機能は、ビジネスモデル特許出願中です。 |
H |
それはまだ使ってないです。初めての選挙だったから。 |
IGS |
選挙が2回、3回目となってくると役に立つ機能ですが、うまく使いこなせるかちょっと心配しているんです。
後援会事務所の女性はよく替わるので、選挙の前にメールとかで設定方法とかをお知らせしないといけないかなあと思ってます。 |
IGS |
後援会入会申込書はどんな感じで作ってますか?家族単位ですか? |
H |
いや、紹介者と4、5人入会者の名前を書くようになってます。 |
IGS |
たぶんこれからの時代は個人情報管理という面からこういうタイプは良くないかもしれません。 そういうタイプは、4、5人をまとめて紹介者の人が自分で書いてしまうことがあるのでトラブルになる場合が結構あります。後援会入会申込書じゃなくご紹介票とかご紹介シートという形にしたら良いと思います。今のであれば紹介者の人がかってに入会者の名前を書いてしまう場合があるでしょう。大きな選挙だと嫌がる人が出てくるんです。 |
H |
そうです。だから、必ず、その人に書いてもらって下さいということで回してもらっている。
入会者本人に書いてもらうということで。まったく知らない人を書く訳ではない。友達とかね、それで紹介者というつながりがある。それと電話でお礼を言うときに確認をしている。 |
IGS |
後援会入会申込書は、基本的に紹介者欄があって、自分で記載してもらうように1家に1枚、家族で書いてもらうタイプが良いと思います。それから後に残すためにここの紹介者の名前、住所、年齢とかの記載欄が大事なんです。誰が汗をかいてくれたかをね。それに所属団体とか紹介者の紹介者を。 |
H |
新聞で亡くなられた方を見て、その人が登録者であるか確認して、ゼンリンの軽い地図ソフトでどこか確認しているんですが、地図の表示機能があればなお良いんですが。 |
IGS |
Ver.3からはインターネットに繋がっていればグーグルマップで直接地図を見ることができます。地図の色塗りはできないですが、グーグルマップはゼンリンの地図を使っているので、これからはグーグルマップでその家がどこにあるかは見やすくなりますよ。
でも、市会議員の先生でこういう選挙ソフトを使ってる人は少ないんじゃないかなあ。前の選挙ではエクセルは使われなかったのですか? |
H |
初めての選挙だった。6月までは民間人だった。 |
IGS |
ああそうでしたね。合併後の定員が減る厳しい選挙(計39名→23名)に初挑戦したのですね。 |
H |
ところで、IGサポートはどうして生まれたのですか? |
IGS |
どちらか言うと趣味でこのソフトを作ったんです。まだこれで飯は食えないです。 |
H |
趣味で作られたってすごいですね。 |
IGS |
25年ほど前になりますが、友達が国会議員の秘書をしてまして、その国会議員が引退してから2年後に県会議員の出るということで、選挙を手伝ったのが発端です。彼は30歳で県会議員になって3期やって、41歳で地元の市長になって、50歳になったときに平成14年の衆議院選挙の補欠選挙で当時の小泉首相に応援してもらって当選したんです。そのときの人の波の写真を今HPとかCDデザインに使っています。国会議員になるまでは結構アナログで、手書きの名簿で管理していたんですが、国会議員になると後援会報を出したり、やっぱりパソコンで名簿管理する必要があるなということで、僕が設計したものを大手のベンダーに作ってもらったんです。そのときの設計思想は、支援者だけを管理するという発想でした。入会者は入れない。要は、「Hさんをお願いします」と声をかけてくれる人を、例えば2000人とか3000人確保したら、入会者は目標で2万枚とか3万枚を決めればいい訳でしょ。前に入会してくれた人が今度共○党へ行こうが、前に共○党へ行った人が今回こっちに来ようが別にどうってことない。そんなにこだわることではない。それぐらいの発想でした。だから最初の名簿には後援会入会者を登録することはできなかったんです。入会者の登録項目がなかったんです。紹介者と後援会の世話人、集会への参加者、そして1万円会費を払ってくれている支援団体の会員などを登録するという考えでした。だからソフトの名称も「後援会名簿管理」ではなく「支援者名簿管理」という表現にしたんです。それで、その後、事務所で使ってみて非常に好評だったので売ろうかいうことになりまして。でも市販するためには汎用化する必要があるでしょう。設計に1年半ほどかかってますが、トータルで3年ほどかけて、1年ほど事務所で使って売り出したんです。ずっと直しながらね。 |
※ |
IGサポートは、一番最初のシステムは平成14年の11月から国会議員の後援会事務所の名簿管理専用システムとして稼働を始めまして。そしてIGサポートとなってからは、平成16年の9月から同事務所で実際に使用しながら必要な機能を付け加えながら1年間運用(2回の選挙を含む。)した後、平成17年の9月から市販を開始しました。この間プログラムの設計に1年半を投じています。平成19年5月からバージョン3の販売を開始しました。地方議員用のライト版を製品ラインに加えました。 |
H |
ああそうなんですか。 |
IGS |
だから当初は後援会入会者の登録項目がなかったんです。市販するときに「10人ほど紹介したんやけど、もう一回声をかけるやんけど、いったい誰を紹介したのか忘れてしまったのでそっちで分かったら教えてよ」って事務所へ尋ねて来る人がいるというので。やっぱり入会者の名前もいるなということになったんです。それと名簿管理をエクセルとかでしなかったのは、普通の名簿、営業用の顧客管理では1回入れたらそれをずっと修正していくことはあっても、再登録というのは基本的にはないですよね。選挙の場合は、4年ごとにまあご破算にしますよね。 |
H |
ええ〜。普通は4年ごとに入会勧誘活動をやり直しますね。 |
IGS |
国会議員の場合は特に、入会者の確保は一からやり直しますよね。でもデータは残ってますよね。だから残っているデータを活用しながら選挙年の管理をどうするかって随分悩みました。そこを、アイデアを作るのに随分時間がかかりました。何年ってかかりました。今それをビジネスモデル特許出願していますが。 |
H |
折角のアイデアだから是非特許を取って下さい。
あと、こういう町の選挙だと、その家族構成まで押さえておかないと。 |
IGS |
こっちはそんな細かい選挙やってないですよ。M大作戦と比較されたと思いますが、あそこは面白いのは、市長選からスタートしてるんですね。IGサポートは国会議員選挙からスタートしているんです。選挙区に16市町村もあって、名簿管理するのでもその並べ方をどうするか、普通のソート順だと漢字JISコード順になるでしょう。それを県政順にどうやって並べるか、そんなことをだいぶ悩みました。一つの市町村だけが選挙区であればそんに難しくない。だからブロック設定機能を考えたり随分いろんなことを考えた。選挙でそんな作業をするのは基本的にアルバイトの女の子でしょう。そうすると16市町村もあれば2市3郡あったんです。例えば、△△郡というところに丸山町ってあったんです。今は合併していますが、丸山町の人を出してくれっていっても、△△郡にあるのか□□郡にあるのか○○郡にあるのか女の子には分からないですや。だから簡単に組み合わせ(IGサポートのブロックの設定)しておいて簡単に呼び出せるようにしたが、それが逆に少しシステムを複雑にしたかもしれない。それでライト版のもっと軽いヤツを作ってくれとか、登録項目の少ない簡単なのを作ってくれって言われました。でも3タイプありますけど、システムそのものは3つとも一緒なんです。中身は一緒なんですが、タイプによって処理できる項目数を減らしているんです。今回のバージョンアップではHさんから提案のあった内容はほとんどそのとおり取り入れさせていただいた。ご意見をいただくのは非常にありがたい話だと思ってます。 |
H |
ははは、そうなんですか?クレームばっかり言ってますが。 |
IGS |
いやっありがたい話です。ほんとですよ。どこの企業でもクレームを軽んじているなら、それ間違いですよ。どっかの会社はクレームを行ってきたところに全て訪問すると決めたという新聞記事がありましたよ。 |
H |
それは大事なことですよ。「対応して欲しい。」という声は聞かなあかんですよ。難しけど。 |
IGS |
作っているときに設計者とプログラムを書く人は結構もめるんですよ。 |
H |
それはあるでしょう。 |
IGS |
初期の専用システムの設計(国会議員用の専用システム)のときは、それはできないとか、そんな必要はないとかね。でも、IGサポートは個人のプログラマーに作ってもらっているので小回りが利いていいですよ。ネットワークとか紹介人数の自動計算とかの機能は、プログラマーがこんなの簡単にできるよって言ってくれてね。 |
H |
やっぱり新規登録中に戻れる機能を持たせられないのかな? |
IGS |
よく言われます。アンドウの機能を持たせてくれって。それは持ってないです。エクセルみたいにはいかないです。 |
H |
データベースには何を使ってますの? |
IGS |
データベースエンジンにOSSのファイアーバードを使ってます。オラクルとかMSのSQLサーバーは高いですからね。 |
H |
もうどのくらい利用されているんですか? |
IGS |
60人位(H19.9月現在)ですね。参議院、衆議院、市長、区長、町長、県議、市議、ほぼまんべんなく今は。もう半分以上の都道府県に入っているんじゃないかな。もっと爆発的に売れるかな、ブレイクするかなと思ったけど、しなかったです。 |
H |
ははは。こういうのちょっとマイナーなところがあるからかな? |
IGS |
そうですね。設計の思想がちょっとなじみにくいところがあるみたいです。A名簿とかB名簿とかね。それと複雑すぎるというか、選挙の集計だけできたら良いという考えの方が多いですね。だから終わったらもう使わないとか。ここはどうされているんですか?例えば後援会報を出すとか、そういうときにA名簿を使うとか、広く決起集会をするときはB名簿を使ったらされたら良いと思うんですが。 |
H |
ええ、使ってます。やっぱり規模によっても違うし、その辺がだいぶ違うんじゃないですか? |
IGS |
それでもこまめにやらないとダメですや。そうすれば選挙前にそんなにがたがたしなくてもね。国会議員も言ってましたよ。東京へ行ったら遊び事が多いでしょう。若い子もいっぱいいるでしょう。地元へ帰るのが疎遠になってくると、そうすると選挙前にあたふたとすることになるって。 |
H |
やっぱりそうでしょうね。 |
IGS |
今度画面を変えたので3つのシステムに分割したので、データファイルの名前にLが付きます。前は3つとも同じファイル名だったんですが。システム名にもLが付きます。IGサポートLって。 |
H |
ダブりチェッカーに全オフ/オン機能を付けました。検索結果一覧に一次チェック機能があるでしょう。検索結果一覧画面でチェック表示で簡単に出てきます。元の新規登録中の画面には戻れないですが。 |
H |
新規登録中の画面に戻れないけど、チェック表示にすれば、検索結果一覧でチェックの付いたデータは全てすぐ出てくるということですね。 |
IGS |
そうです。NOT検索はできないですが、一次チェックは便利ですよ。 |
H |
ダブりチェッカーは手動で閉じるようにできなかったのですか? |
IGS |
なってないですね。自動で閉じます。でも、「自動で閉じる」と「手動で閉じる」を選択できるようにすればいいんですね。それはメモしてかえります。ただ、同じ家族だったら家族情報ウインドウを開けば、そこで同じ住所の一覧のデータは開きっぱなしで残ります。基本的にデータを全部出しているので、そっちの方がどんな情報が入っているかはダブりチェッカーよりたぶん見やすいと思います。 |
IGS |
でもそんなにダブりチェッカーにかかりますか? |
H |
かかりますよ。うちは家族も一人ひとり登録しているんですよ。 |
IGS |
ああそうなんですか。家族をバラバラに一人ひとり登録するというのはもともとの設計思想だったんです。ただ、活動していない人も登録するという考えではなかった。だからそんなにダブりチェックがかかるのは正直言うとまれだと思います。 |
H |
一人1票ということで。家族に何人いいます、ではなく「家族の中の誰と誰と誰ですよ。」ということで。今はそういう使い方をしている。 |
IGS |
今度は家族一人一人にランクも入れられるように改良した。 |
H |
会報とか出したときの発想物の履歴管理ができないですか?付けたチェックを覚えているとか? |
IGS |
発送物の履歴管理は、紙とCSVデータファイルで管理してもらわないと難しい。 |
※ |
帰和後にプログラマーと協議して一次チェックのテキスト保存機能と呼び出し機能を付けることにしました。
|
IGS |
A名簿とか通知情報のチェックが残ってるから。それではダメなのかなあ?でも、年賀状はプリンター印刷では出せないでしょう。 |
H |
まだ年賀状はまだ出していない。今度初めてです。 |
IGS |
選挙区内は手書きでないと出せない。だからブロック設定に選挙区内と選挙区外を設けた。ただし、今度のLタイプはブロック処理機能を持っていないが。 |
H |
印刷ラベル設定を、前の帳票を覚えておくことはできないか? |
IGS |
できないことはないですね。 |
H |
ラベル印刷で本人と連名の「様」の位置を合わせられないか? |
IGS |
個人名だけでなく法人名などの長い名前が入っても文字数に合わせて自動縮小して、同じ大きさうの「様」を印刷するようにシステムを組んでいる。他のユーザの方にもよく言われるんです。これは考えます。 |
H |
ここら辺ではやはり地図ですね。今はマップタウンを使っている。 |
IGS |
地図を入れようと思えば、本当は色塗りまでだとゼンリンのOA−Light3でないとダメなんです。 |
H |
ですけど、そこまでお金をかけてやるのではなく安いのを使っている。 |
IGS |
それであれば、今度のVer.3ではインターネットに繋がっていれば登録データのこの地図ボタンでダイレクトにグーグルマップを表示できるようになっている。グーグルマップはゼンリンの地図を使ってるから十分使えるんじゃないかなあ。 |
H |
そしたらある程度使っていけますね。物故管理ができればいいんだが。 |
IGS |
物故管理は難しい。登録した人だけを管理するのであればいいが、登録者以外にもたくさんいてますよね。お父さんであるとか義理の母親であるとか息子であるとか、それをいちいちここで処理するのはちょっと無理かなあ思って。特に国会議員の名簿管理では。しかし、市会議員や県会議員など地方議員ならできるかもしれない。 |
H |
あまりにも大きくなるから。 |
IGS |
そうです。それと、物故管理の相手は登録者より未登録の人の方が多くなりますからね。 |
H |
ははは、結局こっち田舎の方では、カゴ一つ家族全体の内の誰かという部分ですから。
|
IGS |
もともとそこまで記録管理する発想がなかったです。 |
H |
使う規模が違いますからね。 |
IGS |
もともと国会議員の後援会名簿管理ソフトからスタートしましたからね。 |
IGS |
IGサポートの設計思想は、登録者に関する全てのデータはメモ欄に入れるということが基本なので、メモ欄で記録管理してはどうですか?それから、ユーザ専用の使い方はできる「メモ2」という項目も半角50文字まで文字データを保存できますので「冠婚葬」に項目名を変更して冠婚葬祭専用のデータ項目として使用してはどうでしょうか? |
IGS |
ランク処理に関してもそうなんです。元々は付けない方が良いという発想だったんです。 |
H |
ははは、そうなんですか? |
IGS |
よく間違えるのは、電話作戦の雰囲気を入れている人がいるんですよ。
|
H |
ああ、それは良くない。電話での対応をですよね。 |
IGS |
そうなんです。事務所から「○○さんをお願いします」ってひっきりなしの電話かかってきたら、世話人やってる人ほど「いいかんげんにせーよ」って腹が立ってきますよね。そしたら、それをCとかEとかランクを落として入れるなんてね。だからそういう入れ方をしているところがあるって分かったのでランクデータを全部後で消せるようにしたんです。国会議員の事務所でも。それはちょっとおかしいってね。 |
H |
あー、忙しいときにかかってくると、ちょっといい加減にっていうのありますね。一生懸命応援してるのにって。 |
IGS |
今度ご要望のあった、印刷帳票に入会礼状用のハガキに「誰々さんにご紹介いただきました」を打てるようにしました。 |
H |
ああ、それは大事ですからね。 |
IGS |
4連刷ハガキってご存じですか?A4の大きさで4枚のハガキが一緒に入っているヤツです。 |
H |
ええ。 |
IGS |
それも打てるようにしました。便利になりますよ。 |
IGS |
ダブりデータはかなりありますね。30件ほどですけど。ああでも電話番号が違うから同姓同名ですね。 |
H |
ええあります。(特殊検索の機能を使って)私ちゃんと見てきましたので、全部同姓同名の人です。 |
IGS |
今までは発送名簿のダブりチェック(特殊検査機能)は電話番号だけだったんですが、電話番号を書いてくれない人も多いというので、Ver.3では住所でもダブりチェック(既存データが対象です。新規登録は最初から住所のダブりチェック機能を持っています。)できるようにしました。 |
H |
今回はデータファイルもかなり触るのですか? |
IGS |
実は家族数を集計して欲しいという要望が前にあって、その計算処理を途中で入れたのですが、そうするとゼロも計算してゼロ表示するようにしまったことがあって、既存ユーザの方にはそのゼロの表示を消すSQLを作ってデータファイルの修正を施す必要があったんです。だから簡単にプログラムを変えると結構ほかへ波及したりして大変なんです。今回はデータファイルのバージョンアップもやらないといけないんです。 |
H |
画面の大きさは変更できますか? |
IGS |
Ver.3では変更できるようにしています。 |
H |
17インチの大きな画面を使っているのでもったいないですから。 |
IGS |
そうですね。画面が大きくなりましたからね。 |
H |
検索ウインドウで最後のデータに飛べるようになっているんですね。 |
IGS |
フィールドで並び替えができるようにできなかったので最後のデータに飛ぶボタンを付けてもらったんです。 |
H |
検索結果画面のスクロールは、まだ目が回る感じになりますね。 |
IGS |
スクロールね。スクロールはたぶん機械(PC)の機能によりますよ。 |
H |
うちのメインPCはペンティアム4の1.8GHで早いんですけどね。 |
IGS |
そうですか? |
H |
入力のカーソルがわかりやすくなりましたね。 |
IGS |
ご要望を受けて色をつけました。 |
H |
世話並び順とは何ですか?後援会の世話人を名前順とかカナ順で並べてしまうのではなく、同じ役職なら何番とか? |
IGS |
そうそう、そこに支部長、副支部長、幹事長とか印刷順を入れておけば、その順番で並ぶということなんです。要は名簿というのはカナ順と漢字コード順になってしまうので。幹事長に300番を入れておけば300で検索すれば全支部の幹事長だけを呼び出せる仕組みになってます。Pタイプであれば、市町村長名簿を県や市町村行政で使う県政順の同じ名簿を打てるようにしているんです。 |
H |
電話番号の入力欄がピンクになっているが? |
IGS |
データ入力しているか分かりやすいように色を付けたんです。どこのデータを触るのか。ついでに入力モードを変更すると、関係の入力項目、紹介年次とか入会年次の文字にも色を付けた。Hさんから入力順のご意見をいただいたときにそれもやろうかと思って。 |
H |
入会者入力モードにすると入会年次の文字が赤くなるが。 |
IGS |
そこもデータ入力モードを分かりやすくするため項目名の文字に色を付けたのです。今どこのデータを触っているのか分かりやすくするために。それは入力順のお話をいただいたときに、追加でその機能を入れたんです。 |
H |
分かりやすくなりましたね。 |
IGS |
入会年次と紹介年次の考え方が、その辺が分かりにくいかもしれませんので。 |
H |
郡のチェックは |
IGS |
住所に郡名を入れて表示します。住所には郡名の表示はなくてもいんですが、入れる地域もありますので。 |
H |
自分で地区名を入れてみたが、「重複しています」という警告が出てうまくよう入れていない。 |
IGS |
あとで見てみます。 |
※ |
旧市を1地区に旧町を5地区に、計6地区の地区名・地区マスタデータを作成し、HさんのIGサポートLタイプに取り込み、地区名の一括再登録処理を行いました。 |
IGS |
地区設定は便利なんです。すぐに地区別の集計表を打てますので。入会者の勧誘状況を簡単に出せますからね。 |
H |
そうそう、ちょっとした集計がすぐできますね。 |
IGS |
Ver.3では、印刷帳票はマスタ登録の帳票設定から番号を変えれば使用できる帳票を変更できます。1つの画面には20の帳票しか積めないので、ご自分で使用する帳票を入れ替えてもらうことになります。 |
H |
順番は勝手にかえていいの? |
IGS |
順番は自分で好きなように替えてもらったらいいです。 |
H |
印刷帳票リストの一覧から選べばいいんですか? |
IGS |
そうです。電話作戦リストも今回5種類に増やしましたので。簡単なものから紹介者の名前の入ったものまで。Lタイプで60種類ほどの帳票から使用したい帳票を選べるようになってます。 |
IGS |
「紹介者の紹介者」って入れてますか? |
H |
ああ、いやっ。データの入力欄がありますね。 |
IGS |
所属団体であるとかね、会社の社長が従業員10人におまえ入会者を集めてきてくれるかって渡して、その社員が入会者を集めてきますよね。社員は入会申込書の紹介者名前欄に出てくるでしょう。その社員を紹介者として登録するときに、「紹介者の紹介者」欄にその会社名を入れておくと、その会社が10人の紹介者(社員)で何人入会者を集めてきたかすぐ分かるんです。 |
H |
ああ複数の紹介者が集めた人数が分かるんですか? |
IGS |
少し複雑なのであまり説明はしていなんです。でもそういう使い方をするのでやってくれって言われるんです。しかも2代3代に渡って何人入ったか教えてくれっていう企業もあるみたいなんです。まあどれだけ影響力があったかみたいんでしょうね。だから今回その機能をだいぶ入れました。後援会の事務所によって違うんですよね。あまりやりすぎると勤務評価するみたいでよろしくないんじゃないですかって言ってるんですが。 |
H |
うちでは使ってないです。 |
IGS |
帳票NO34で紹介者の紹介者別に紹介者の一覧リストを、これも頼まれてこの8月に追加で印刷できるようにしたんです。検索画面で「紹介者の紹介者」に支援してくれる企業名を入れて検索してこの帳票を印刷すると、さきほどの10人の社員が集めた入会者の人数が一覧表で出るんです。 |
IGS |
今、紹介人数順でソートしましたけど、自分で作ったソート順をこの「ソート登録」ボタンで登録できるんです。 |
IGS |
紹介人数は、システムで設定した活動年の人数が表示されているんです。だから今はH15年に設定されていますから15年の選挙の紹介人数が表示されています。これをH11年に切り替えるとH11年の撰挙の紹介人数の表示に切り換わります。過去の選挙の場合は赤文字表示になります。 |
H |
検索結果一覧でチェックの付いたデータを呼びだして、そのデータだけのソートはできますか? |
IGS |
ええできますよ。でもHさんのようにそこまで使いこなしている人は少ないですよ。
先日訪問したところでは、地区名の選択入力の仕方を知らなかったですからね。郵便番号から地区名が自動で入りますでしょう。それで別の地区に属するときはその地区名を選択入力で入れ直さないといけないんですが、それを知らなかったって言うんです。間違ったままやってたって言ってましたよ。 |
H |
家族の一人ひとりの名前の検索も、前はできなかったができるようにしました。 |
IGS |
データファイルのグレードアップができましたので、こっちで操作方法を説明します。 |
|
基本的に電話から入れるということです。家族の人であれば家族情報の項目名をクリックすると出ます。ここでチェックを付けてもらって検索結果一覧画面へ戻ったら、チェックの付いたデータだけ出てきます。そこでダイレクト編集はできます。
家族にランクも入れられます。計算もできます。メモ2は項目名を変更できます。
地図ボタンはインターネットに繋がっていればグーグルマップを表示できます。でも普段はインターネットに接続しないで使っている人が多いです。選挙中は危ないですからね。
後援会活動年は今の活動年のままにしておく方がいいですね。この方がいいです。でないと紹介者の名前とか紹介人数が出てこなくなりますからね。次の選挙前とかに新たに後援会の入会勧誘活動をするときに、活動年をH23とかに切り替えたら良いと思います。
入会者の場合は、入会申込書はまた一から取り直すでしょう。例えば、入会者入力モードにするでしょう。電話番号から入れますので、とにかく新規入力モードで良いです。同じ電話番号の人がいればダブりチェッカーに出てきますので、そこからその登録データに移ります。入会年次の項目名をクリックすると、入会年次が「H23入会」に切り替わります(上書き)。新規の紹介者だったら検索ウインドウから貼り付けて、前の紹介者と同じだったら、この行の貼り付けボタンを押して、その紹介者の名前とIDを入れます。前と同じ紹介者ならいちいちIDから入れなくていいです。
この人のデータは、23年の紹介者の名前が新たに入って、入会年次がH19からH23に切り替わる訳です。そうすると、この人は23年の入会者だと分かるようになります。入れた紹介者も自動処理で「H23紹介」の紹介年次データが自動で入るようになってます。 |
H |
前の入会年次は消えて新しい入会年次が入るということですか? |
IGS |
そうです。入会年次のデータ項目欄に複数年の入会年次を持つようにシステム設計しなかったんです。そんなややこしいことをしたら複雑でしょう。だから直近の入会年次を持つようにしてる。だから入会年次の検索で「H23入会」と入れると23年の入会者だけ出てくるんです。「H19入会」と入れると、19年の選挙で入会してくれたんやけど次の23年の選挙ではまだ入会してくれてない人が出てくるんです。 |
IGS |
メモ欄に選挙関係データを移しましたか。 |
H |
まだ全然移してない。 |
IGS |
じゃ今移しましょう。システム設定から簡単にできます。何回やっても同じデータは書き換えないので大丈夫です。メモ欄を見たらだいたい過去の選挙の経緯が全部分かるという形にしたんです。 |
※ |
システム設定でメモ欄に「入会年次」「紹介年次」「紹介人数」を移す処理を実行しました。 |
H |
メモ欄に選挙年次とか紹介人数のデータを移すのですか? |
IGS |
そうです。というのは、選挙年データをプルダウン方式で見れるようにするのもいいでんすが、複雑になるので。いろいろ考えたんですが、全部メモ欄に移すようにしたんです。考え方として。
この画面のとおり紹介人数もみんなメモ欄にコピーできてるでしょう。
それで次の選挙になったときに、今までの全ての後援会入会者を検索するときは、所属情報の入会者を選んで実行するだけです。選挙年に関係なく全ての入会者が出てきます。
19年の選挙の入会者を検索するときは、メモ欄に「H19入会」と入れて検索します。そうすると19年の選挙の入会者だけ出てきます。23年の選挙の入会勧誘活動を始めたばかりで入会者が100人程だとすると、入会年次欄に「H23入会」といれて検索するとその100人だけが出てきます。同じ入会年次欄に「H19入会」と入れると先ほども言いましたように19年の選挙の入会者ではあるが23年の選挙ではまだ未入会の声がかかっていない人が出てくる訳です。この入会年次欄には直近の選挙年データが入るんです。
たぶんこっちの方が使いやすいというのがそのときの判断なんです。
いつ誰が何年に後援会に入ったというよりも、今入ったのはこの人で、入ってない人が誰か分かる方が、過去に8年前に入会してくれてるといことが分かってもあまり意味がない。3回目の選挙やって、最初に入ってくれたのにまだ声がかかっていない人を簡単に探せる方が良いかなっと思って。 |
H |
ああそうですね。要は、データが残ってるけど今回入ってるのか、まだ入ってないのか探せるということですか。 |
IGS |
そうです。 |
|
今回の選挙でも公選ハガキを書くのに間に合わないので紹介者の名前の入った入会者を検索するのはどうするのか、何件か問い合わせがありました。それで紹介者の名前の入っている入会者を検索するのは、この場合は、「選挙年と紹介者を指定して入会者を検索」のところで選挙年に「H19」を入れて検索すればいいです。
紹介者一覧は、紹介人数欄に「1」を入れて検索します。300人(仮数です)程おられますね。それで人数順にソートします。紹介人数150人(仮数です)が最高の人ですね。「Hさんになんとか1票入れてあげて」と声をかけてくれる人達(支援者)を、Hさんは大事にしないといけないです。
今度の目標(支援者の人数)を、次は500人とか。ここを(支援者を)増やさないとダメなんです。ここをホントは大事にしないといけないのに紹介者の名簿を持ってない人が多いんです。選挙中は入会者を大事にしますよ。選挙が終われば、奥さん60人も紹介してくれてありがとうございました、とか、やっぱり動いてくれたということを知ってるということを相手(支援者)に知ってもらわないといけない。それとなくね。今の時代は、応援した政治家に就職で世話になるとか、何かいい目をすることとかはないですよね。だから、自分が応援しているということをその政治家も知ってくれていて自分も意気に感じてやれるなという雰囲気、そういうのが大事だと思う。この機能は前からありますけど、紹介人数一覧表を印刷すればいいんです。 |
H |
紹介者の紹介人数の印刷は、選挙のときによく使いました。 |
IGS |
ここは法人の登録はないですか? |
H |
ないです。 |
IGS |
Lタイプは個人登録だけなんですが、企業や団体を登録した場合は、「御中」でも印刷できるようにしていますから。 |
IGS |
集会参加者の分析も便利なんです。国会議員の事務所でよく使うのは、何割が新規の参加者であるとか、入会者が何割いてるかなどを簡単に分析できる帳票を印刷しています。 |
IGS |
バックアップは取ってますか? |
H |
メモリーディスクに置いています。 |
IGS |
バックアップは、ハードディスクが1台なら別のPCかパスワード付きのメモリーディスクにバックアップを取っておいて下さい。同じPCならハードディスクが壊れたら全部飛んでしまいますから。 |
IGS |
Ver.3になって使い勝手はかなり良くなったと思いますよ。
まあでも選挙のソフトでこんな使い方ができソフトは少ないんじゃないかなあ。(自画自賛の言葉です。)たぶんM大作戦とうちのIGサポートの2つ位じゃないかなあ。あとは百何万円するとか、値段の高いのがありますけどね。 |
H |
そうですか。そんなのがあるんですか? |
IGS |
ありますよ。議員ごとの選挙ソフトの専用システムとして作るんです。値段も百万円を超えます。 |
H |
そんなに高いのがあるのですか!?
しかし、市会議員の選挙用名簿ソフトとしてはそこまでの機能は求めていない。これだけの機能があれば120%だ。 |
IGS |
なんたって安いし、「使いかってが良い」とおっしゃっていただければうれしいです。こういう話が口コミで伝わると最高なんですが。。。 |
■平成19年9月8日(午前9時30分頃から午後1時過ぎまで)
旧システムのバージョンアップ作業をしながらお話ししました。また、お昼には奥さんが作ってくれたおにぎりを食べながら、Hさんと1時間あまり選挙の話やIGサポートの評価、更に改善して欲しい点、さらにはS市の観光振興のあり方についても楽しくお話をさせていただきました。 |